山梨県立身延高等学校 > お知らせ > 学校運営協議会 > 令和6年度 第1回学校運営協議会 2024年9月10日カテゴリー: 学校運営協議会 お知らせ 令和6年度 第1回学校運営協議会 令和6年度 第1回学校運営協議会 報告 1 開催日 令和6年5月21日(火) 16:00~17:00 2 会 場 山梨県立身延高等学校 輝葉館 3 次 第 ⑴開会 ⑵校長あいさつ ⑶委員委嘱 ⑷自己紹介 ⑸役員選出について 会長あいさつ ⑹協議事項 ①学校運協議会の設置等に関する規則及び運営等に関する要綱について (課題検討部会について) 〔別冊〕 ②本校の現状等について ・スクール・ミッション、ポリシー、 学校経営方針及び教育目標実現のための方策〔p1~4〕 ・教育課程の編成〔p5〕 ・その他 ⑺報告事項 令和6年度入試概況及び中学校別入学者数<カリキュラム部>〔p6~7〕 令和6年度活動計画及び令和5年度卒業生進路実績等 <キャリア教育部>〔p8~15〕 令和6年度活動計画及び令和5年度いじめの状況について <スクールライフ部>〔p16~17〕 令和6年度PTA活動計画<スクールサポート部> 〔p18〕 令和6年度連携事業について<連携部> 〔p19~23〕 令和6年度学校評価及び令和5年度学校評価<教頭> 〔別冊〕 今後の予定 第2回学校運営協議会 令和6年10月15日(火) 第3回学校運営協議会 令和7年 2月 1日(土) その他 身高祭 令和6年6月26日(水)27日(木) ⑻閉会 4 出席者 〔委 員〕 学校運営協議会会長 他8名(1名は公務のため欠席) 〔事務局〕 教頭 事務長 教務主任 コミュニティ・スクール担当 教務副主任 【報告】 (1)開会(司会より) (2)校長あいさつ 本校が公立高校として初のコミュニティ・スクールに指定され、5年目を迎えます。この事業は「地域とともにある学校づくり」を掲げております本校にとりましては、大変有意義な会となっております。 (3)委員委嘱 (4)自己紹介 (5)役員選出について 事務局:役員のご推薦等について、「事務局一任」「会長、依田智様」、「副会長、秋山欣仁様」をいただきました。それらを踏まえ、事務局での検討の結果、会長に依田智様、副会長に秋山欣仁様をご提案させていただきます。 事務局:出席者、全員の方からご承認をいただきました。 (6)協議事項 ①「学校運営協議会の設置等に関する規則及び運営等に関する要綱」について提案 承認 ②身延高校の現状等について スクール・ミッション、ポリシー、学校基本方針及び教育目標実現のための方策について提案 委 員:生徒数を増やすことをあげられたが、現状はどのような状況であるか。ここ数年の推移を教えてください。 校 長:現在、本校は定員が80です。今の1年次生は58名、2年次生入学時は51名でした。今の3年次生現在65名になります。 委 員:その人数でのクラスはどのように編成していますか。 校 長:基本的に一学年を3クラス編成で学級経営をしています。その中でC組は「特進クラス」という名称になっており、四年制大学にチャレンジをしていきたい生徒を中心としています。生徒に希望をとり、現在平均して15人になります。 教育課程の編成について提案 承認 (7)報告事項 ①「令和6年度入試概況及び中学校別入学者数」について ②令和6年度活動計画及び令和5年度卒業生進路実績等について ③令和6年度活動計画及び令和5年度いじめの状況について ④令和6年度PTA活動計画について ⑤の令和6年度連携事業について 委 員:高大連携事業等についてお願いします。これを受講した生徒さんは、何か単位はつくのか。 事務局:生徒の自主的な活動となりますので、単位はつきません。 委 員:身延山大学では、隣の身延山高校と高大連携をやっています。大学の授業を高校の段階で受講して、大学に進学した場合は、その場合に単位を認めるということをやっています。生徒のモチベーションを上げる観点です。そのような働きかけを連携大学にできないでしょうか。 事務局:山梨県立大学は、広く高校生対象に講座を行っています。有料ですが、主に夏休みを中心に講座を行っています。それとは別に身延高校とは、地域貢献や地域活性化という視点での連携を行っています。 委 員:今後、高校の戦略としては、何らかのメリットがないといけないのではないか。生徒を集める上でもそうした視点は考慮していく必要があるのではないでしょうか。以上です。 委 員:中高連携ついてお願いします。中・高の先生方が多忙な中実施していることは承知しています。その中で、重々承知していますが、自主的な部分での負担感などはないでしょうか。その辺をどのように評価されているのか伺いたい。 校 長:中高連携に関しましては、それぞれの事業を行うたびに中学生からの生の声をいただいていますが、高校生と交流ができてよかったという評価をいただいています。先生方の負担はあると感じています。中学校と高校では加配をいただいていますが、特に今年度は高校で配置できず欠員になっています。先生方も協力をしながらやっていますが、やはりマンパワーが必要になります。 委 員:そういう中で、先生方のある程度負担感があるか思います。昔だと高校入試の関係で接点があっても、中学校と高校の教員がなかなか交わる部分なかったわけです。その点について、連携の中で先生方の声というのはどうでしょうか。 校 長:まず、相互の授業参観をしています。本校の先生方からすれば、各中学校の様子を直接見させてもらう良い機会になっています。また、中学校の先生方にも来校してもらい、卒業生がどのように授業や学校行事に取り組んでいるのかを、直接見てもらえることはとてもありがたいことだと思っています。また先ほど説明にあった授業アシストでは、数学や英語の教員同士が交流する中で、生徒の状況の情報交換や指導力向上に向けた打ち合わせを毎回行っています。こうした点は、なかなか可視化しづらいですが、教員のスキルアップには繋がっていると感じています。 委 員:わかりました。 委 員:中学校側からですが、教員の負担感という部分でお話をさせていただきます。中学校では、中高連携の加配として0.5の半日1人の加配をいただいております。アシスト事業に関して、週に2教科、数学と英語を、それぞれ高校の授業の方に行かせていただいております。負担感という意味では、4時間を要しています。移動時間・授業時間・帰校時間と考えると、4時間ほどかかり2名がその時間で訪問しています。ですが、職員室に帰ってくると、卒業生の誰がどうだったよとか、ちゃんとやっていたよなど、我々にも情報が入ってくるので、意味のあることだと考えています。あと、キャリア教育では9事業ありますが、中学生にとって高校という場所は別世界であったわけです。中高の壁のようなものがあったわけですが、交流を通じてなくなってくるという点に関しては、非常に意味があると思います。あと、進学や進路では、別問題になりますが、本年度本校の方から13名の生徒を受けところでも意味があると思います。 委 員:中高連携が始まったのが、ちょっと私がこの学校のPTA役員の頃から動き出したと思います。その頃から高校や中学校の先生が行き来をして、子供たちにとってはいい環境ができていると思っていました。現在の入学者数の数値を見ますと、特に身延中学校から来た在学生20%ぐらいですね。当時からするとかなり低下しているのではないでしょうか。その点から考えますと「目指す学校像」や「通いたい、通わせたい」という点が伝わっていないのではないかと感じます。 教 頭:私の方から説明させていただきます。 カラー刷りの資料をご覧ください。1枚目は今年度の実績です。これは、今年度作成した「チーム身延」の概念図になります。2頁目になります。本校の学校のカリキュラムです。教員1人当たり約6名の生徒ということで生徒数172名に常勤28名になっています。これは県内の中でもトップです。キャリア教育ですが、令和5年からスタートしておりますが、生徒募集の中で進学実績を強化しなければならない点があります。「夢の発見」や「夢の実現」のために大原学園や代ゼミの先生を講師に迎え、講演会も行いました。現在、県内大学キャンパスツアーや県外の上級学校見学ツアーを計画しています。またインターンシップのほか基礎力向上を目的に、土曜日講座にも予備校講師を招聘しています。特に英語検定や漢字検定の講座について、身延中生徒8名も本校の講座を受講しています。また、4年制大学の志望者数の変化ですが、令和5年から令和6年で増加しています。大学実績の方も増加をしております。さらに今年度の「総合的な探究の時間」では、バイタリティー探究という新しい事業に取り組んでいます。寮につきましては、同窓会で使用していたスペースを寮生に解放して学習や保護者との面会などのスペースとして利用しています。冷房設置もお願いしていますが、まだ工事の方が入っておりません。こうした環境整備を進める中で、県外からの生徒の受け入れ体制も整備している次第です。連携部の「連携型中高一貫教育事業」9事業につきましても、本来の目的がこの地域の活性化、学力の向上になっています。また、「高大連携事業」では身延町から予算をいただきながら、地域の活性化に着手しています。例えば、サイクリングコースの作成などに取り組んでおります。これとは別に、家庭クラブが今年度、商工会と連携して「どんぶり街道」の新メニューの開発の方に携わっています。学校としては生徒に多様な力をつけさせ、第1希望の国公立や私大への合格、専門学校や就職などの進路希望のニーズに応えていこうと、現在推進しているところです。また、広報活動につきましてもまもなく学校パンフレットが発行されます。校長先生を中心に各中学校に訪問しております。静岡方面にも力を入れまして、富士・富士宮地域を回っているところです。昨年、静岡の女子生徒も入学を希望していましたが、寮の状況が女性を受け入れられる状況になく、寮の完備体制も急がれるところがあります。また年間の学習時間データ分析をしまして、進路行事の実施時期の見直しもしています。例えば、学習時間が12月ごろに下がる特徴がありますので、そのタイミングで講演会や講座を開き、モチベーションアップを図るなど戦略的に実施しています。こうした講座などの費用ですが、他校ですと生徒負担ですが、本校は同窓会の活性化基金等を使わせていただいています。その中で、生徒の成長を伸ばしていきたいと考えています。 以上の点を各方面にPRして、これまでの本校への認識不足を改善していきたいと考えております。 校 長:さきほど委員からご指摘いただいた点も踏まえながら、中高連携を進めていく中で、多くの子供たちに機会を提供して、「身延高校良いよ」という声が子供たちの中で広がっていけば、過去の数値に近づけると考えます。 委 員:中学校が下山に移転して、今、ここの地域が身延小学校のみです。生徒が通いたい、保護者が通わせたい学校にするにはどうするのか。小学生や地域の人たちが高校生を見る目を生徒たちにどんな風に意識づけをしているのか。挨拶はよくなっていると伺いますが、日常的に電車通学の生徒が身延駅から徒歩で通学しているところを目にします。やはり周囲の人たちは、所作などを見ると思うのです。そういう点でどのような指導をされているのか。もう1点は、毎日子供たちが通いたい、ここに通わせたい、職員が毎日来て頑張って働きたいと思える職場づくりをしましょうと私も言うのですが。そのような雰囲気づくりについて、現時点で職場の雰囲気が、向上しているのか、上向きになっているのかお聞かせいただきたい。 校 長:まず所作といいますか。子供たちには、制服は爽やかに着るべきもので、1人で目立つのではなくて、全員で1つの制服を通じて伝統を守っていくという話をしています。昨日の朝礼でも、先生方にも爽やかな着こなしを見てあげてくださいとお願いしています。挨拶についても、本来は自然にできることが理想だと思います。タイミングを見て、お客さんが来校した際に、「身延高校の生徒はよく挨拶するね」と言ってもらえたことを生徒にも伝えています。先日、地域の方が道端でトラブルになった際にも、本校の生徒が助けてくれたというお礼の連絡をいただきました。こちらも生徒に伝えました。しかし、完璧であるかと問われれば、まだまだな部分もあるかと思います。そこは年齢に応じた形で、指導は継続的にしていく必要があると思います。職場の雰囲気づくりですが、小さい学校ですので、職員の座席配慮を各学年のスタッフが近くに座れるようにして、相談しやすくなるよう工夫しています。 教 頭:⑥の学校改善アンケートの結果について、保護者の方の満足度が非常に高かいものでした。職員の方も高い数字をいただきました。さらに推進していかなければと思っています。特に働き方改革を推進し、毎月、県の方に報告しています。先生方の労働時間ですが、ここ数年で昨年の平均時間が一番少ない労働時間となりました。校長と協議しながら業務改善を進めてきましたので、月平均大体44時間程度に収まっています。働き方につきまして、昨年は、教員・生徒に関する改善項目が40項目になります。こちらは、職員会議にも提示して、今年度はこれだけ変えましたということでお話をしてあります。以上からも、ある程度スムーズに進んでいると思っております。ですが、さらに改善する点があります。すでに今年度も7項目8項目ぐらいの改善を始めています。それでは、令和6年度学校評価及び令和5年度学校評価の方になります。まず、令和5年度については、それぞれの委員の方に評価をいただき、令和6年3月21日に報告をさせていただきました。評価項目が4つありますが、いずれもできているという評価をいただきました。しかし、1の「自主的な総合的な学習態度の育成」ですが、委員の方から、「生徒の学習時間」が課題ではないかというご指摘をいただきました。項目立ての魅力づくりに努め、地域とともにある信頼される学校づくりの推進で、連携に関しての事業のあり方を検討しながら、焦点化した活動にする工夫をとご指摘いただきました16頁の方をご覧ください。次に令和6年度の学校評価について計画を立てさせていただきました。自己評価の方ですが、評価項目の4つは変わりません。具体的な方策ですが、今年度も情報編集力の習得を進めております。それから具体的方策の今年度の重点目標の②ですが、生徒の家庭学習時間のアップを図る、個別最適な学習を充実させるということで、課題等、それからICTを活用しながら、明日の研究委員会の中でいくつか提示をしていくことで進めています。それから④番は、生徒の学習改善と教員の授業改善に向けた、観点別評価の改善をさらに進めるという点を昨年度から変えさしていただきました。それから、4番ですが、具体的な方策の①になります。今年度、地域の方から多様な意見を伺うということで、ぜひ産業関係の方からも、幅広く意見をいただきたいという形で整備させていただきました。最終的に第3回の学校運営協議会が終わったところで、委員の方からご意見をいただいて評価をいただき、まとめた上で県の方に報告したいと思っています。 それでは⑦になりますが、今後の予定のご連絡になります。第2回学校協議会につきましては、10月15日火曜日を予定しております。第3回は、令和7年2月で予定しております。2回目につきましては、昨年度と同様に授業参観、生徒との懇談会の時間を設けさせていただきます。その後、学校協議会を実施させていただきたいと思います。それから3点目につきましては、本校の大きな行事である総合学科発表会を予定しています。その後、協議会になります。委員の皆様には総合学科発表会の方もご覧いただいた上で、協議会でご意見をいただければと思います。以上で報告事項について、終了いたします。 (8)閉会(司会より)
令和6年度 第1回学校運営協議会 報告
1 開催日 令和6年5月21日(火) 16:00~17:00
2 会 場 山梨県立身延高等学校 輝葉館
3 次 第
⑴開会
⑵校長あいさつ
⑶委員委嘱
⑷自己紹介
⑸役員選出について
会長あいさつ
⑹協議事項
①学校運協議会の設置等に関する規則及び運営等に関する要綱について
(課題検討部会について) 〔別冊〕
②本校の現状等について
・スクール・ミッション、ポリシー、
学校経営方針及び教育目標実現のための方策〔p1~4〕
・教育課程の編成〔p5〕
・その他
⑺報告事項
<キャリア教育部>〔p8~15〕
<スクールライフ部>〔p16~17〕
第2回学校運営協議会 令和6年10月15日(火)
第3回学校運営協議会 令和7年 2月 1日(土)
身高祭 令和6年6月26日(水)27日(木)
⑻閉会
4 出席者
〔委 員〕 学校運営協議会会長 他8名(1名は公務のため欠席)
〔事務局〕 教頭 事務長 教務主任 コミュニティ・スクール担当 教務副主任
【報告】
(1)開会(司会より)
(2)校長あいさつ
本校が公立高校として初のコミュニティ・スクールに指定され、5年目を迎えます。この事業は「地域とともにある学校づくり」を掲げております本校にとりましては、大変有意義な会となっております。
(3)委員委嘱
(4)自己紹介
(5)役員選出について
事務局:役員のご推薦等について、「事務局一任」「会長、依田智様」、「副会長、秋山欣仁様」をいただきました。それらを踏まえ、事務局での検討の結果、会長に依田智様、副会長に秋山欣仁様をご提案させていただきます。
事務局:出席者、全員の方からご承認をいただきました。
(6)協議事項
①「学校運営協議会の設置等に関する規則及び運営等に関する要綱」について提案
承認
②身延高校の現状等について
スクール・ミッション、ポリシー、学校基本方針及び教育目標実現のための方策について提案
委 員:生徒数を増やすことをあげられたが、現状はどのような状況であるか。ここ数年の推移を教えてください。
校 長:現在、本校は定員が80です。今の1年次生は58名、2年次生入学時は51名でした。今の3年次生現在65名になります。
委 員:その人数でのクラスはどのように編成していますか。
校 長:基本的に一学年を3クラス編成で学級経営をしています。その中でC組は「特進クラス」という名称になっており、四年制大学にチャレンジをしていきたい生徒を中心としています。生徒に希望をとり、現在平均して15人になります。
教育課程の編成について提案
承認
(7)報告事項
①「令和6年度入試概況及び中学校別入学者数」について
②令和6年度活動計画及び令和5年度卒業生進路実績等について
③令和6年度活動計画及び令和5年度いじめの状況について
④令和6年度PTA活動計画について
⑤の令和6年度連携事業について
委 員:高大連携事業等についてお願いします。これを受講した生徒さんは、何か単位はつくのか。
事務局:生徒の自主的な活動となりますので、単位はつきません。
委 員:身延山大学では、隣の身延山高校と高大連携をやっています。大学の授業を高校の段階で受講して、大学に進学した場合は、その場合に単位を認めるということをやっています。生徒のモチベーションを上げる観点です。そのような働きかけを連携大学にできないでしょうか。
事務局:山梨県立大学は、広く高校生対象に講座を行っています。有料ですが、主に夏休みを中心に講座を行っています。それとは別に身延高校とは、地域貢献や地域活性化という視点での連携を行っています。
委 員:今後、高校の戦略としては、何らかのメリットがないといけないのではないか。生徒を集める上でもそうした視点は考慮していく必要があるのではないでしょうか。以上です。
委 員:中高連携ついてお願いします。中・高の先生方が多忙な中実施していることは承知しています。その中で、重々承知していますが、自主的な部分での負担感などはないでしょうか。その辺をどのように評価されているのか伺いたい。
校 長:中高連携に関しましては、それぞれの事業を行うたびに中学生からの生の声をいただいていますが、高校生と交流ができてよかったという評価をいただいています。先生方の負担はあると感じています。中学校と高校では加配をいただいていますが、特に今年度は高校で配置できず欠員になっています。先生方も協力をしながらやっていますが、やはりマンパワーが必要になります。
委 員:そういう中で、先生方のある程度負担感があるか思います。昔だと高校入試の関係で接点があっても、中学校と高校の教員がなかなか交わる部分なかったわけです。その点について、連携の中で先生方の声というのはどうでしょうか。
校 長:まず、相互の授業参観をしています。本校の先生方からすれば、各中学校の様子を直接見させてもらう良い機会になっています。また、中学校の先生方にも来校してもらい、卒業生がどのように授業や学校行事に取り組んでいるのかを、直接見てもらえることはとてもありがたいことだと思っています。また先ほど説明にあった授業アシストでは、数学や英語の教員同士が交流する中で、生徒の状況の情報交換や指導力向上に向けた打ち合わせを毎回行っています。こうした点は、なかなか可視化しづらいですが、教員のスキルアップには繋がっていると感じています。
委 員:わかりました。
委 員:中学校側からですが、教員の負担感という部分でお話をさせていただきます。中学校では、中高連携の加配として0.5の半日1人の加配をいただいております。アシスト事業に関して、週に2教科、数学と英語を、それぞれ高校の授業の方に行かせていただいております。負担感という意味では、4時間を要しています。移動時間・授業時間・帰校時間と考えると、4時間ほどかかり2名がその時間で訪問しています。ですが、職員室に帰ってくると、卒業生の誰がどうだったよとか、ちゃんとやっていたよなど、我々にも情報が入ってくるので、意味のあることだと考えています。あと、キャリア教育では9事業ありますが、中学生にとって高校という場所は別世界であったわけです。中高の壁のようなものがあったわけですが、交流を通じてなくなってくるという点に関しては、非常に意味があると思います。あと、進学や進路では、別問題になりますが、本年度本校の方から13名の生徒を受けところでも意味があると思います。
委 員:中高連携が始まったのが、ちょっと私がこの学校のPTA役員の頃から動き出したと思います。その頃から高校や中学校の先生が行き来をして、子供たちにとってはいい環境ができていると思っていました。現在の入学者数の数値を見ますと、特に身延中学校から来た在学生20%ぐらいですね。当時からするとかなり低下しているのではないでしょうか。その点から考えますと「目指す学校像」や「通いたい、通わせたい」という点が伝わっていないのではないかと感じます。
教 頭:私の方から説明させていただきます。
カラー刷りの資料をご覧ください。1枚目は今年度の実績です。これは、今年度作成した「チーム身延」の概念図になります。2頁目になります。本校の学校のカリキュラムです。教員1人当たり約6名の生徒ということで生徒数172名に常勤28名になっています。これは県内の中でもトップです。キャリア教育ですが、令和5年からスタートしておりますが、生徒募集の中で進学実績を強化しなければならない点があります。「夢の発見」や「夢の実現」のために大原学園や代ゼミの先生を講師に迎え、講演会も行いました。現在、県内大学キャンパスツアーや県外の上級学校見学ツアーを計画しています。またインターンシップのほか基礎力向上を目的に、土曜日講座にも予備校講師を招聘しています。特に英語検定や漢字検定の講座について、身延中生徒8名も本校の講座を受講しています。また、4年制大学の志望者数の変化ですが、令和5年から令和6年で増加しています。大学実績の方も増加をしております。さらに今年度の「総合的な探究の時間」では、バイタリティー探究という新しい事業に取り組んでいます。寮につきましては、同窓会で使用していたスペースを寮生に解放して学習や保護者との面会などのスペースとして利用しています。冷房設置もお願いしていますが、まだ工事の方が入っておりません。こうした環境整備を進める中で、県外からの生徒の受け入れ体制も整備している次第です。連携部の「連携型中高一貫教育事業」9事業につきましても、本来の目的がこの地域の活性化、学力の向上になっています。また、「高大連携事業」では身延町から予算をいただきながら、地域の活性化に着手しています。例えば、サイクリングコースの作成などに取り組んでおります。これとは別に、家庭クラブが今年度、商工会と連携して「どんぶり街道」の新メニューの開発の方に携わっています。学校としては生徒に多様な力をつけさせ、第1希望の国公立や私大への合格、専門学校や就職などの進路希望のニーズに応えていこうと、現在推進しているところです。また、広報活動につきましてもまもなく学校パンフレットが発行されます。校長先生を中心に各中学校に訪問しております。静岡方面にも力を入れまして、富士・富士宮地域を回っているところです。昨年、静岡の女子生徒も入学を希望していましたが、寮の状況が女性を受け入れられる状況になく、寮の完備体制も急がれるところがあります。また年間の学習時間データ分析をしまして、進路行事の実施時期の見直しもしています。例えば、学習時間が12月ごろに下がる特徴がありますので、そのタイミングで講演会や講座を開き、モチベーションアップを図るなど戦略的に実施しています。こうした講座などの費用ですが、他校ですと生徒負担ですが、本校は同窓会の活性化基金等を使わせていただいています。その中で、生徒の成長を伸ばしていきたいと考えています。
以上の点を各方面にPRして、これまでの本校への認識不足を改善していきたいと考えております。
校 長:さきほど委員からご指摘いただいた点も踏まえながら、中高連携を進めていく中で、多くの子供たちに機会を提供して、「身延高校良いよ」という声が子供たちの中で広がっていけば、過去の数値に近づけると考えます。
委 員:中学校が下山に移転して、今、ここの地域が身延小学校のみです。生徒が通いたい、保護者が通わせたい学校にするにはどうするのか。小学生や地域の人たちが高校生を見る目を生徒たちにどんな風に意識づけをしているのか。挨拶はよくなっていると伺いますが、日常的に電車通学の生徒が身延駅から徒歩で通学しているところを目にします。やはり周囲の人たちは、所作などを見ると思うのです。そういう点でどのような指導をされているのか。もう1点は、毎日子供たちが通いたい、ここに通わせたい、職員が毎日来て頑張って働きたいと思える職場づくりをしましょうと私も言うのですが。そのような雰囲気づくりについて、現時点で職場の雰囲気が、向上しているのか、上向きになっているのかお聞かせいただきたい。
校 長:まず所作といいますか。子供たちには、制服は爽やかに着るべきもので、1人で目立つのではなくて、全員で1つの制服を通じて伝統を守っていくという話をしています。昨日の朝礼でも、先生方にも爽やかな着こなしを見てあげてくださいとお願いしています。挨拶についても、本来は自然にできることが理想だと思います。タイミングを見て、お客さんが来校した際に、「身延高校の生徒はよく挨拶するね」と言ってもらえたことを生徒にも伝えています。先日、地域の方が道端でトラブルになった際にも、本校の生徒が助けてくれたというお礼の連絡をいただきました。こちらも生徒に伝えました。しかし、完璧であるかと問われれば、まだまだな部分もあるかと思います。そこは年齢に応じた形で、指導は継続的にしていく必要があると思います。職場の雰囲気づくりですが、小さい学校ですので、職員の座席配慮を各学年のスタッフが近くに座れるようにして、相談しやすくなるよう工夫しています。
教 頭:⑥の学校改善アンケートの結果について、保護者の方の満足度が非常に高かいものでした。職員の方も高い数字をいただきました。さらに推進していかなければと思っています。特に働き方改革を推進し、毎月、県の方に報告しています。先生方の労働時間ですが、ここ数年で昨年の平均時間が一番少ない労働時間となりました。校長と協議しながら業務改善を進めてきましたので、月平均大体44時間程度に収まっています。働き方につきまして、昨年は、教員・生徒に関する改善項目が40項目になります。こちらは、職員会議にも提示して、今年度はこれだけ変えましたということでお話をしてあります。以上からも、ある程度スムーズに進んでいると思っております。ですが、さらに改善する点があります。すでに今年度も7項目8項目ぐらいの改善を始めています。それでは、令和6年度学校評価及び令和5年度学校評価の方になります。まず、令和5年度については、それぞれの委員の方に評価をいただき、令和6年3月21日に報告をさせていただきました。評価項目が4つありますが、いずれもできているという評価をいただきました。しかし、1の「自主的な総合的な学習態度の育成」ですが、委員の方から、「生徒の学習時間」が課題ではないかというご指摘をいただきました。項目立ての魅力づくりに努め、地域とともにある信頼される学校づくりの推進で、連携に関しての事業のあり方を検討しながら、焦点化した活動にする工夫をとご指摘いただきました16頁の方をご覧ください。次に令和6年度の学校評価について計画を立てさせていただきました。自己評価の方ですが、評価項目の4つは変わりません。具体的な方策ですが、今年度も情報編集力の習得を進めております。それから具体的方策の今年度の重点目標の②ですが、生徒の家庭学習時間のアップを図る、個別最適な学習を充実させるということで、課題等、それからICTを活用しながら、明日の研究委員会の中でいくつか提示をしていくことで進めています。それから④番は、生徒の学習改善と教員の授業改善に向けた、観点別評価の改善をさらに進めるという点を昨年度から変えさしていただきました。それから、4番ですが、具体的な方策の①になります。今年度、地域の方から多様な意見を伺うということで、ぜひ産業関係の方からも、幅広く意見をいただきたいという形で整備させていただきました。最終的に第3回の学校運営協議会が終わったところで、委員の方からご意見をいただいて評価をいただき、まとめた上で県の方に報告したいと思っています。
それでは⑦になりますが、今後の予定のご連絡になります。第2回学校協議会につきましては、10月15日火曜日を予定しております。第3回は、令和7年2月で予定しております。2回目につきましては、昨年度と同様に授業参観、生徒との懇談会の時間を設けさせていただきます。その後、学校協議会を実施させていただきたいと思います。それから3点目につきましては、本校の大きな行事である総合学科発表会を予定しています。その後、協議会になります。委員の皆様には総合学科発表会の方もご覧いただいた上で、協議会でご意見をいただければと思います。以上で報告事項について、終了いたします。
(8)閉会(司会より)