山梨県立身延高等学校 > お知らせ > 学校運営協議会 > 令和6年度 第3回学校運営協議会 2025年2月27日カテゴリー: 学校運営協議会 お知らせ 令和6年度 第3回学校運営協議会 山梨県立身延高等学校第3回学校運営協議会 報告 日時:令和7年2月1日(土) 次第 開会 会長あいさつ 校長あいさつ 議事 1 総合学科発表会の感想(各委員より) 2 今年度について ①事業報告について ②学校改善アンケートについて ③授業アンケートについて 3 来年度について ①学校経営方針について ②重視すべき活動について ③来年度の委員について 連絡 閉会 【議事録】 事務局: 本日は午前中より発表会へ参加していただきまして、誠にありがとうございます。 ただいまから第3回学校運営協議会を始めさせていただきます。 〇会長あいさつ 本日は、午前中から総合学科発表会もあり、多くの方々の参加のもと発表を拝見させていただきました。生徒たちもとてもよい発表をしていました。第3回目となります。ぜひ、忌憚のないご意見をいただきたいと思います。 よろしくお願いします。 〇校長あいさつ 皆様、こんにちは。本日は、ご多用のところ午前の総合学科発表会、午後の本協議会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また平素より本校の教育活動に対し、ご理解、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 第2回学校運営協議会以降の本校の様子等を少しお話させていただきます。 1点目、感染症についてです。年末に新型コロナ・インフルエンザ罹患者増加のため、2年次を全員帰宅させオンラインによる学年集会を実施して冬休みを迎えました。休業明けも罹患した生徒は散見されましたが、直近1週間は罹患者0となっています。 2点目、中高一貫教育事業についてです。今年度は9事業となりました。中学2年生に対するアシスト授業と連携通信発行以外は、すべて予定通り終了しています。 3点目、来年度の『生徒数確保』についてです。この件に関してはすでに新聞発表されていますが、希望者37名でした。中学校に説明に訪問したり、魅力ある学校になるよう努めたりしたつもりですが、とても厳しい数値です。これからも、なんとか地元の高校に振り向いてもらえるよう教職員一同頑張っていきたいと思いますが、詳しくは後ほどの議事で触れさせていただきます。 最後に、本日ご覧いただきました総合学科発表会ですが、本校の教育活動の成果や生徒の生き生きとした姿を知っていただく絶好の機会であると同時に、総合学科高校としての真価を問われるものと認識しております。お気づきの点がございましたら、後ほどお聞かせください。それでは本日もよろしくお願いいたします。 〇議事 議長:設定されました3つの議題に従って進行をさせていただきます。 まず1点目ですが、今日午前中の総合学科発表会にご参加いただきました。ぜひ、感想をお願いします。 委員:それぞれ発表していた生徒さんたちは、準備等とても大変だったのだろうと思います。その中で、1・2・3年次と段々とレベルが上がっていっていました。探究活動というのが3年間を通して育まれていくことだと分かりました。南部中学校の卒業生が、今日も何人も司会や発表者を務めるなど活躍しており、うれしく思いました。 委員:非常にすばらしい発表会でした。それぞれ堂々として発表されていました。企業に入りますと、研修などを受けていきます。入社しても問題解決能力とか、自らテーマを探して発表してもらうことを実施しています。人前で話す経験は、将来、大きく役に立つことだと思います。 委員:子どもたちの発表を聞いて、1・2・3年次生はとても一生懸命取り組んでいると思います。細かなところで、パワーポイント資料の作成の段階から、先生たちにご指導いただきました。またこういう活動を継続していけば、より多くの方に知っていただけるのではないかと思います。 委員:今回、初めて見させていただき、すばらしい発表でした。私たちもあのような資料を作成しますが、かなりの時間がかかります。指導してくださる先生方への感謝や1・2・3年次生とステップアップしていく様子がよく分かりました。特に3年次生はそれまでの教育課程をステップとして、3年次に進路を決定しなければいけない。就職と進学の生徒の発表がありましたが、どこかに分岐点があったと思います。それを乗り越えて、自ら理解して進んでいく過程がよく分かりました。さらに子どもたちが、夢を目指して資格を取ろうという気持ちになっていることは、とても素晴らしいことです。個人的には、建設業を目指す生徒さんには、頑張っていただきたい。この業界は現在、人手不足です。高齢化が進み、人材が少なくなり先行きがどうなるのか。不安もある中で、その道に進んでくれた。本当にうれしく思っています。この発表会をより多くの方々に見てもらいたい。 委員:今回で3回目の発表会になります。みなさん落ち着いていて、聞きやすい発表でした。 小学生の頃から、パワーポイントの作成や人前で話すことに慣れてきていた成果もあると思いました。それぞれの「発見・育み・実現」と年次でテーマを持って、探究活動をしていることがよく分かりました。本日は、中学生もたくさん出席していました。先輩方の発表を見て、身延高校ではしっかりしたカリキュラムがあって、自分の希望する進路を地元にある学校でもできるだと分かったのではないかと思います。 委員:運営から生徒が中心で行われていまして、非常に良い発表会でした。私の席の近くに機材席がありました。2人の生徒が撮影していました。それから発表された生徒さんも、それぞれ主体的に考えながら研究を進めており、非常にいい発表だったと思います。コミュニティースクールの面から、1点お願いします。先日、南部町で行われました駅伝に野球部の生徒さんにも出場をしていただきました。沿道には大勢の町民の方がいて、身延高校の野球部員を応援していました。身延高校野球部の認知度も上がったと思います。そんな意味で、今回の発表もありましたが、もう一歩先に地域の方の共同で何か作り上げられないか、そのような活動があってもよいのかなと思いました。 議長:それでは、2点目協議になります。それでは事務局からお願いいたします。 事務局:資料3頁をご覧ください。まず①の事業報告についてです。3頁の資料ですが、主な学校行事の説明をもちまして、事業報告とかえさせていただきます。 【各事業について説明】 以上です。 議長:②の学校改善アンケートについてお願いいたします。 事務局:資料の4頁をお願いいたします。 【学校改善アンケートについて説明】 まず、教職員アンケートの結果からです。学校経営と学校事務の項目の中で、今年度の学校経営方針及び教育目標は適切であるとの評価をいただいています。さらに、来年度に向けて校長面談や分掌希望調査等で先生方が気持ちよく働けるような適切な人事配置や環境づくりを心がけていきたいと考えております。学校運営協議会の活動のことですが、職員会議で周知する形で進めてまいりました。今後はさらに周知徹底をしていきたいと思います。図書館が授業に有効活用されているかという項目があります。朝読書の活動などさらに利用できるように推進していきたいと思います。 【以下、生徒アンケート・保護者等アンケートの内容説明】 保護者等から学校の教育理念・学校運営、社会ルールを守る生徒を育成しているという点も高評価をいただきました。「わかりやすい授業が行われているか」の部分ですが、学校開放で授業参観やライフミュージアムなど実施しています。しかし、なかなか本校へ足を運んでいただけない部分もあります。ぜひ見たいなと思っていただける企画や工夫が必要であると考えております。また、「学校が楽しいと感じて生活しているか」の点も、今後は更に改善し向上するよう取り組みたいと思います。 議長:何かご意見はありますか。 委員:「学校は楽しいか」というところで、生徒・保護者で何かを抱えているとか「楽しくない原因」のようなものがあるのでしょうか。 教頭:生徒からの悩み相談や個人的に抱えている問題は、養護教諭や非常勤教育相談の方にも対応してもらっています。また、SCも設置しており、悩み相談の場は設けています。 生徒の満足度が低い部分が部活動の数が少ないことや授業以外の活動が少し制限されている点にあると思います。現在は、市川三郷町等周辺から通っている生徒が増加しています。そのような生徒も部活動をやりたいですが、帰りのバスの時間等の交通手段の関係で帰宅が20時以降になり遅くなってしまう点があります。「利便性」の問題で、部活動ができないことも要因になっています。特別活動・部活動の充実を図る必要があると考えています。また、文化部のあり方を工夫し問題への対応を考えています。ライフミュージアムでは、地域の方々の作品を展示しています。今後はそうした作品の作り方や文化的な部分を生徒に教えてもらえるような方を講師としてお招きし「総合文化部」のようなものができると良いのではないかと考えています。文化部の再編成で部活動の活性化を図っていきたいと思います。 委員:私の方からは、図書館について伺いたい。県の方では、「家読」という取り組みを推奨しています。小中学校では、以前から進めているのですが、高校では「家読」のような活動をどうでしょうか。 教頭:昨年度は、図書館の利用について非常に低い数値がありました。昨年度から今年度にかけて、図書館で授業を行っています。図書館を利用してもらうことで、身近に感じてもらい、さらに活用が進むようにしています。朝読についても昨年より数値の評価が上がっているので、徐々に活かされてきています。また、昨年度から「国語力の向上」という講座を代々木ゼミナールから講師を招き、生徒だけでなく連携中学校や保護者にもチラシを配付してご案内しています。 議長: 3点目のご提案をよろしくお願いします。 教頭:授業アンケートの集計になります。授業の開始が遅れるケースがあるという点がございます。校長からも開始時間で授業を開始することは当然のことであると周知しています。また、授業に教員が遅れる場合は生徒対応等それなりの理由があることをこちらも把握しています。 生徒の活動のところで、先生に分からないところを質問できているかは2割程度、家庭学習の習慣ができているかでも同様に課題がございます。管理職の授業参観や相互授業参観を通じて授業改善を進めているところですが、授業と家庭学習の連動に課題があります。この点も、校長より「個別最適な学び」を職員会議で提示し推進しています。少人数制の中でも、生徒それぞれに習熟の差があります。ここに応じた課題の提示をお願いしています。 議長:では、来年度についてお願いします。 校長:【学校経営方針について】(別紙参照) 歴代の先生方の想いを大切にしながら、表現を整理しました。 ・Ⅵのスクールスローガンはもう少しお待ちください。学校経営に生徒も参画するという視点から、生徒会生徒の意見も聞きながら決定していきたいと思います。 ・Ⅶの教育目標実現のための方策について。「自主的創造的な学習態度を育てる」では、「指導の個別化」(文科省が使う表現)を追記しています。「指導の個別化」は、生徒一人一人の特性や学習進度・到達度に応じて、指導する側が学習環境を整えたり、学習時間を設定したり、学習方法を柔軟に用意することです。 ・(2)では、③と④を整理し、「学習の個性化に向けて」を追記しました。 「学習の個性化」は、生徒が自分の進路等興味関心のあるものを選んで学んだりすることです。 ・3(1)②には、人権教育を追記しました。 ・(4)については、(現状に合わせて)登校前等健康観察を体調管理に変更しました。 以上です 【重視すべき活動】 まず(ⅰ)志願者数確保になります。本校を選んでくれた在校生にきめ細やかな指導を行い、卒業時に「身延高校を選んで良かった」と言われる学校にすることが大切と考えます。 〈新規取り組み〉 〇令和5年度 ・教員の資質や大学受験等を見据えた授業力向上を目的に外部講師を招聘しての研修 ・生徒・保護者(連携中保護者にも声掛け)向けの講演会を企画し、みんなで最新の情報を共有できるようにしました。 ・別室登校に関する内規を整えました。 〇令和6年度 ・基礎学力向上を目的に国語科教員を1名増加しました。 ・1年次総合的な探究の時間にキャリアリンク株式会社の「バイタリティ探究」を導入し、生徒が主体的に考えること・教員が教えすぎないことに取り組みました。 ・オンライン授業・生徒指導等内規を整えました。 〇令和7年度 ・2年間で導入した事業を継続することに力を入れるため、現時点では来年度新たな取組の導入は考えていません。 〈現状について〉 地元の少子化に加えて、他校への進学を希望する中学生が増加しているのは事実です。他校を希望する中学生から「身延高校は部活動の種類が少ない」と言われています。改めてとなりますが、地域の中学生に「通いたい」と思ってもらえる学校になるために、来年度は新規事業導入ではなく、この2年間で見直しや開始した事業を生徒・教職員全員で「チーム身延」として取り組み、「身延高校は『通学時間が短いので、部活動や探究活動に時間を有効活用できる』『定期代等必要以上にお金を掛ける必要がない』『国公立等難関大学に進学ができる』学校だ」ということをしっかりアピールしていきます。 〈今年度3年次生のここまでの進路状況について〉 ・今年度の3年次は64名。うち、進路決定者数は50名です。 〈地域に根ざした学校づくり〉 素晴らしい教育は、学校の力だけでは成り立ちません。保護者等の皆様、地域の皆様からのご支援が不可欠と考えます。保高・中高・高大連携事業を持続可能な形に整え、『地域とともにある学校づくり』を継続していきます。保護者等皆様への通知等をデジタル化して直接お手元にお届けする等連携を密にし、『学校の取組を知っていただく』『学校にお越しいただいて諸活動を直接見ていただく』機会を多く設けます。山梨県立大学との連携を通して、町への提言を行うことで地域貢献を続けていきます。生徒数の関係で部活動数に限りがありますが、地域の皆様に勇気を与えられる取組を継続していきます。 【来年度の委員について】 第2回協議会でもお話させていただきましたが、皆様には引き続き協議会の委員をお願いしたいと考えております。しかし、皆様それぞれお考えをお持ちのことと存じます。昨年度同様、3月になりましたら教頭よりご連絡差し上げますので、それまでにお考えをまとめておいていただけますと幸いです。なお、今年度をもって交代をお考えの方は、是非後任の推薦をお願いいたします。 議長:議事を終了します。 〇連絡 事務局:[次年度の予定]の連絡 【閉会】
山梨県立身延高等学校第3回学校運営協議会 報告
日時:令和7年2月1日(土)
次第
開会
会長あいさつ
校長あいさつ
議事
1 総合学科発表会の感想(各委員より)
2 今年度について
①事業報告について
②学校改善アンケートについて
③授業アンケートについて
3 来年度について
①学校経営方針について
②重視すべき活動について
③来年度の委員について
連絡
閉会
【議事録】
事務局:
本日は午前中より発表会へ参加していただきまして、誠にありがとうございます。
ただいまから第3回学校運営協議会を始めさせていただきます。
〇会長あいさつ
本日は、午前中から総合学科発表会もあり、多くの方々の参加のもと発表を拝見させていただきました。生徒たちもとてもよい発表をしていました。第3回目となります。ぜひ、忌憚のないご意見をいただきたいと思います。
よろしくお願いします。
〇校長あいさつ
皆様、こんにちは。本日は、ご多用のところ午前の総合学科発表会、午後の本協議会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また平素より本校の教育活動に対し、ご理解、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
第2回学校運営協議会以降の本校の様子等を少しお話させていただきます。
1点目、感染症についてです。年末に新型コロナ・インフルエンザ罹患者増加のため、2年次を全員帰宅させオンラインによる学年集会を実施して冬休みを迎えました。休業明けも罹患した生徒は散見されましたが、直近1週間は罹患者0となっています。
2点目、中高一貫教育事業についてです。今年度は9事業となりました。中学2年生に対するアシスト授業と連携通信発行以外は、すべて予定通り終了しています。
3点目、来年度の『生徒数確保』についてです。この件に関してはすでに新聞発表されていますが、希望者37名でした。中学校に説明に訪問したり、魅力ある学校になるよう努めたりしたつもりですが、とても厳しい数値です。これからも、なんとか地元の高校に振り向いてもらえるよう教職員一同頑張っていきたいと思いますが、詳しくは後ほどの議事で触れさせていただきます。
最後に、本日ご覧いただきました総合学科発表会ですが、本校の教育活動の成果や生徒の生き生きとした姿を知っていただく絶好の機会であると同時に、総合学科高校としての真価を問われるものと認識しております。お気づきの点がございましたら、後ほどお聞かせください。それでは本日もよろしくお願いいたします。
〇議事
議長:設定されました3つの議題に従って進行をさせていただきます。
まず1点目ですが、今日午前中の総合学科発表会にご参加いただきました。ぜひ、感想をお願いします。
委員:それぞれ発表していた生徒さんたちは、準備等とても大変だったのだろうと思います。その中で、1・2・3年次と段々とレベルが上がっていっていました。探究活動というのが3年間を通して育まれていくことだと分かりました。南部中学校の卒業生が、今日も何人も司会や発表者を務めるなど活躍しており、うれしく思いました。
委員:非常にすばらしい発表会でした。それぞれ堂々として発表されていました。企業に入りますと、研修などを受けていきます。入社しても問題解決能力とか、自らテーマを探して発表してもらうことを実施しています。人前で話す経験は、将来、大きく役に立つことだと思います。
委員:子どもたちの発表を聞いて、1・2・3年次生はとても一生懸命取り組んでいると思います。細かなところで、パワーポイント資料の作成の段階から、先生たちにご指導いただきました。またこういう活動を継続していけば、より多くの方に知っていただけるのではないかと思います。
委員:今回、初めて見させていただき、すばらしい発表でした。私たちもあのような資料を作成しますが、かなりの時間がかかります。指導してくださる先生方への感謝や1・2・3年次生とステップアップしていく様子がよく分かりました。特に3年次生はそれまでの教育課程をステップとして、3年次に進路を決定しなければいけない。就職と進学の生徒の発表がありましたが、どこかに分岐点があったと思います。それを乗り越えて、自ら理解して進んでいく過程がよく分かりました。さらに子どもたちが、夢を目指して資格を取ろうという気持ちになっていることは、とても素晴らしいことです。個人的には、建設業を目指す生徒さんには、頑張っていただきたい。この業界は現在、人手不足です。高齢化が進み、人材が少なくなり先行きがどうなるのか。不安もある中で、その道に進んでくれた。本当にうれしく思っています。この発表会をより多くの方々に見てもらいたい。
委員:今回で3回目の発表会になります。みなさん落ち着いていて、聞きやすい発表でした。
小学生の頃から、パワーポイントの作成や人前で話すことに慣れてきていた成果もあると思いました。それぞれの「発見・育み・実現」と年次でテーマを持って、探究活動をしていることがよく分かりました。本日は、中学生もたくさん出席していました。先輩方の発表を見て、身延高校ではしっかりしたカリキュラムがあって、自分の希望する進路を地元にある学校でもできるだと分かったのではないかと思います。
委員:運営から生徒が中心で行われていまして、非常に良い発表会でした。私の席の近くに機材席がありました。2人の生徒が撮影していました。それから発表された生徒さんも、それぞれ主体的に考えながら研究を進めており、非常にいい発表だったと思います。コミュニティースクールの面から、1点お願いします。先日、南部町で行われました駅伝に野球部の生徒さんにも出場をしていただきました。沿道には大勢の町民の方がいて、身延高校の野球部員を応援していました。身延高校野球部の認知度も上がったと思います。そんな意味で、今回の発表もありましたが、もう一歩先に地域の方の共同で何か作り上げられないか、そのような活動があってもよいのかなと思いました。
議長:それでは、2点目協議になります。それでは事務局からお願いいたします。
事務局:資料3頁をご覧ください。まず①の事業報告についてです。3頁の資料ですが、主な学校行事の説明をもちまして、事業報告とかえさせていただきます。
【各事業について説明】
以上です。
議長:②の学校改善アンケートについてお願いいたします。
事務局:資料の4頁をお願いいたします。
【学校改善アンケートについて説明】
まず、教職員アンケートの結果からです。学校経営と学校事務の項目の中で、今年度の学校経営方針及び教育目標は適切であるとの評価をいただいています。さらに、来年度に向けて校長面談や分掌希望調査等で先生方が気持ちよく働けるような適切な人事配置や環境づくりを心がけていきたいと考えております。学校運営協議会の活動のことですが、職員会議で周知する形で進めてまいりました。今後はさらに周知徹底をしていきたいと思います。図書館が授業に有効活用されているかという項目があります。朝読書の活動などさらに利用できるように推進していきたいと思います。
【以下、生徒アンケート・保護者等アンケートの内容説明】
保護者等から学校の教育理念・学校運営、社会ルールを守る生徒を育成しているという点も高評価をいただきました。「わかりやすい授業が行われているか」の部分ですが、学校開放で授業参観やライフミュージアムなど実施しています。しかし、なかなか本校へ足を運んでいただけない部分もあります。ぜひ見たいなと思っていただける企画や工夫が必要であると考えております。また、「学校が楽しいと感じて生活しているか」の点も、今後は更に改善し向上するよう取り組みたいと思います。
議長:何かご意見はありますか。
委員:「学校は楽しいか」というところで、生徒・保護者で何かを抱えているとか「楽しくない原因」のようなものがあるのでしょうか。
教頭:生徒からの悩み相談や個人的に抱えている問題は、養護教諭や非常勤教育相談の方にも対応してもらっています。また、SCも設置しており、悩み相談の場は設けています。
生徒の満足度が低い部分が部活動の数が少ないことや授業以外の活動が少し制限されている点にあると思います。現在は、市川三郷町等周辺から通っている生徒が増加しています。そのような生徒も部活動をやりたいですが、帰りのバスの時間等の交通手段の関係で帰宅が20時以降になり遅くなってしまう点があります。「利便性」の問題で、部活動ができないことも要因になっています。特別活動・部活動の充実を図る必要があると考えています。また、文化部のあり方を工夫し問題への対応を考えています。ライフミュージアムでは、地域の方々の作品を展示しています。今後はそうした作品の作り方や文化的な部分を生徒に教えてもらえるような方を講師としてお招きし「総合文化部」のようなものができると良いのではないかと考えています。文化部の再編成で部活動の活性化を図っていきたいと思います。
委員:私の方からは、図書館について伺いたい。県の方では、「家読」という取り組みを推奨しています。小中学校では、以前から進めているのですが、高校では「家読」のような活動をどうでしょうか。
教頭:昨年度は、図書館の利用について非常に低い数値がありました。昨年度から今年度にかけて、図書館で授業を行っています。図書館を利用してもらうことで、身近に感じてもらい、さらに活用が進むようにしています。朝読についても昨年より数値の評価が上がっているので、徐々に活かされてきています。また、昨年度から「国語力の向上」という講座を代々木ゼミナールから講師を招き、生徒だけでなく連携中学校や保護者にもチラシを配付してご案内しています。
議長: 3点目のご提案をよろしくお願いします。
教頭:授業アンケートの集計になります。授業の開始が遅れるケースがあるという点がございます。校長からも開始時間で授業を開始することは当然のことであると周知しています。また、授業に教員が遅れる場合は生徒対応等それなりの理由があることをこちらも把握しています。
生徒の活動のところで、先生に分からないところを質問できているかは2割程度、家庭学習の習慣ができているかでも同様に課題がございます。管理職の授業参観や相互授業参観を通じて授業改善を進めているところですが、授業と家庭学習の連動に課題があります。この点も、校長より「個別最適な学び」を職員会議で提示し推進しています。少人数制の中でも、生徒それぞれに習熟の差があります。ここに応じた課題の提示をお願いしています。
議長:では、来年度についてお願いします。
校長:【学校経営方針について】(別紙参照)
歴代の先生方の想いを大切にしながら、表現を整理しました。
・Ⅵのスクールスローガンはもう少しお待ちください。学校経営に生徒も参画するという視点から、生徒会生徒の意見も聞きながら決定していきたいと思います。
・Ⅶの教育目標実現のための方策について。「自主的創造的な学習態度を育てる」では、「指導の個別化」(文科省が使う表現)を追記しています。「指導の個別化」は、生徒一人一人の特性や学習進度・到達度に応じて、指導する側が学習環境を整えたり、学習時間を設定したり、学習方法を柔軟に用意することです。
・(2)では、③と④を整理し、「学習の個性化に向けて」を追記しました。
「学習の個性化」は、生徒が自分の進路等興味関心のあるものを選んで学んだりすることです。
・3(1)②には、人権教育を追記しました。
・(4)については、(現状に合わせて)登校前等健康観察を体調管理に変更しました。
以上です
【重視すべき活動】
まず(ⅰ)志願者数確保になります。本校を選んでくれた在校生にきめ細やかな指導を行い、卒業時に「身延高校を選んで良かった」と言われる学校にすることが大切と考えます。
〈新規取り組み〉
〇令和5年度
・教員の資質や大学受験等を見据えた授業力向上を目的に外部講師を招聘しての研修
・生徒・保護者(連携中保護者にも声掛け)向けの講演会を企画し、みんなで最新の情報を共有できるようにしました。
・別室登校に関する内規を整えました。
〇令和6年度
・基礎学力向上を目的に国語科教員を1名増加しました。
・1年次総合的な探究の時間にキャリアリンク株式会社の「バイタリティ探究」を導入し、生徒が主体的に考えること・教員が教えすぎないことに取り組みました。
・オンライン授業・生徒指導等内規を整えました。
〇令和7年度
・2年間で導入した事業を継続することに力を入れるため、現時点では来年度新たな取組の導入は考えていません。
〈現状について〉
地元の少子化に加えて、他校への進学を希望する中学生が増加しているのは事実です。他校を希望する中学生から「身延高校は部活動の種類が少ない」と言われています。改めてとなりますが、地域の中学生に「通いたい」と思ってもらえる学校になるために、来年度は新規事業導入ではなく、この2年間で見直しや開始した事業を生徒・教職員全員で「チーム身延」として取り組み、「身延高校は『通学時間が短いので、部活動や探究活動に時間を有効活用できる』『定期代等必要以上にお金を掛ける必要がない』『国公立等難関大学に進学ができる』学校だ」ということをしっかりアピールしていきます。
〈今年度3年次生のここまでの進路状況について〉
・今年度の3年次は64名。うち、進路決定者数は50名です。
〈地域に根ざした学校づくり〉
素晴らしい教育は、学校の力だけでは成り立ちません。保護者等の皆様、地域の皆様からのご支援が不可欠と考えます。保高・中高・高大連携事業を持続可能な形に整え、『地域とともにある学校づくり』を継続していきます。保護者等皆様への通知等をデジタル化して直接お手元にお届けする等連携を密にし、『学校の取組を知っていただく』『学校にお越しいただいて諸活動を直接見ていただく』機会を多く設けます。山梨県立大学との連携を通して、町への提言を行うことで地域貢献を続けていきます。生徒数の関係で部活動数に限りがありますが、地域の皆様に勇気を与えられる取組を継続していきます。
【来年度の委員について】
第2回協議会でもお話させていただきましたが、皆様には引き続き協議会の委員をお願いしたいと考えております。しかし、皆様それぞれお考えをお持ちのことと存じます。昨年度同様、3月になりましたら教頭よりご連絡差し上げますので、それまでにお考えをまとめておいていただけますと幸いです。なお、今年度をもって交代をお考えの方は、是非後任の推薦をお願いいたします。
議長:議事を終了します。
〇連絡
事務局:[次年度の予定]の連絡
【閉会】